オスカーが横たわる、具合が悪いの?
ウチのオスカー君、その後もゆるやかに成長し1年半で体長27cmになりました。
上部フィルターの給水口にアタックして水漏れを起こしたり、スポンジフィルターをボロボロにしたり、プレコのヒレを齧ったり日々やんちゃに暮らしています。
そんな狂暴な元気いっぱいなオスカー君ですが、意外にも性格は臆病で結構ビビリです。
ちょっと水槽のレイアウトを変えたり、水替えをしたり、普段と違うことが起こると子犬のように大人しくなります。
そしてオスカーの特性として、ビビると斜めになったり横たわってじっとしているみたいです。
この行動が結構紛らわしく、特に飼育を始めたときに横たわってじっとされると、具合が悪いのかと勘違いしてしまいます。
自分も飼育初期の頃、この行動を見てすごく焦った経験があります。
結果的に数日後には何もなかったかのように元気になっていました。
オスカー自体はかなり丈夫な種類のようなので、横たわってじっとしていてもすぐに病気かと焦る必要はなく、しばらく様子を見てよいかと思います。
ちなみにウチのオスカー君は、1歳半の今でも換水時は横たわって弱ったフリをしてくれます。
弱ったフリしてももう騙されないんだからね
ではでは。
水槽で飼える魚の数はL÷cmって本当?
アクアリウムでよく言われている話に以下のようなものがあります。
「水槽で飼える魚の数は、水槽の容量(L)÷魚のサイズ(cm)の合計である」
例えば、50Lの水槽に5cmの魚であれば10匹、10cmの魚であれば5匹まで、ということです。
以前からホントかな?と思っていましたが、偶然検証できたので記事にしてみました。
検証環境
水槽:30cmキューブ/水量 26L/ベアタンク
濾過:エーハイム エココンフォート2232+水作エイトS
※30cmキューブには、やや過剰な濾過環境
住人:セルフィンプレコ 18cm
オスカーの食事用に小赤50匹を購入したのだけど、たまたまストック用の水槽の空きがなかったため、各水槽に分けて入れることにしました。
検証1
小赤17匹 3cm × 17 + プレコ18cm = 69cm
26Lの水に対して、2.6倍の過密状態
とりあえず小赤購入日にこの水槽には17匹入れました。
まあ、過密だが徐々に減っていくから大丈夫でしょ、という感覚。
しかし、2日くらいで白濁り発生、水の臭いも生臭くなってしまった。
水質チェックしてみると、硝酸塩の値がヤバめ。
この状態では1週間持たないでしょう。。。。
検証2
小赤10匹 3cm × 10 + プレコ18cm = 38cm
26Lの水に対して、1.5倍の過密状態
急いで換水し、小赤を10匹に減らした。
4日ほどこの状態を続けたが、白濁り、臭いとも改善せず。
検証3
小赤5匹 3.5cm × 5 + プレコ18cm = 35.5cm
26Lの水に対して、1.35倍の過密状態
更に減らして5匹にしたところで、水質が改善してきた。1週間ほどで白濁りがなくなり、臭いもまあまあな感じに。
※本当は土の匂いがするのがベストだが、生臭さが消えて無臭になった。自分的には、悪くないが油断できない状態。
結論
ウチの環境では26Lに対して、合計35.5cmでギリギリという結果でした。
濾過能力が水量に対してやや過剰なことと、この状態でも水質がそこまで良くなっていないことを考慮すると、
「L÷cmの考え方は一つの基準になる」と思います。
但し、3cmの魚10匹と30cmの魚1匹では当然必要な環境は異なりますので、あくまで目安として考えた方がよいでしょう。
そしてもう一つ大事なこと。
濾過能力が十分であれば、ある程度の環境の悪化にも耐えられるということ。
今回は分かり易い状態の変化だったけど、水槽の環境は気づかないうちに悪化していることも多いです。
そんな場合でも、余裕のある濾過能力があれば突然生体が☆になる、ということを避けられるかもしれません。
濾過能力は余裕をもたせておくことを強くお勧めします。
ではでは。
フィルターをメンテナンスするタイミングは?
アクアリウムを続ける中で、割と忘れがちなのが上部フィルターや外部フィルターのメンテナンス。特に外部フィルターは普段フィルターの中が見えないため、どのくらい汚れているのかわかりません。
一般的に3カ月から6カ月などと言われたりしていますが、環境によって適切なタイミングはまちまちだと思います。
何を判断材料にしてタイミングを図ればよいのでしょう?
自分の場合、以下の点を水換えの時にチェックして判断しています。
②魚が元気がない、普段と違う行動をとっている
③水槽にコケが生えるようになってくる
①フィルターの吐出量
まずはここを見ます。
フィルターの出口側の流量ですね。
どのフィルターでも、新品をセッティングした直後と比べて、ある程度水が立ち上がった後は、既に流量は減っています。
ですので水が立ち上がった直後を基準として、流量が減っていないかをチェックします。
しばらく飼育を続けていると明らかに流量が減ってきたと感じるタイミングがあると思います。
フィルターの流量はその水槽の生命線なので、今までジャバジャバと水が出ていたのに、気づいたらちょろちょろになっていたら、迷わずフィルターの掃除をしましょう。
自分はこれに気付かず、ある日突然魚が☆になり、原因を探した結果フィルターの流量がすごく減っていたということを過去何度も経験しました。
流量が減ることでフィルターの濾過能力が低下して、急激な水質の悪化を招きます。
体感的には水が目に見えて汚れるのではなく、エサの食べかすやフンを処理しきれずに極端に酸性に傾いたり、硝酸塩の数値が急激に上がることが多いです。
わかっていればなんでもないことなので、水替えする前には必ず流量のチェックをするようにしています。
②魚が元気がない、普段と違う行動をとっている
普段よく泳ぐコが底のほうでじっとしていたり、逆に普段おとなしいコが落ち着きなく動き回っていたり。
もちろん病気の可能性もありますが、水質の変化によることも多いです。
目に見える病気の症状が無い場合は、フィルターが汚れていることで水質が変化している可能性があるので、メンテナンスしてみたらよいと思います。
ちなみに、コケ取り目的などで一緒に貝を飼っている場合、貝の行動をチェックするのもよいです。
貝は(少なくとも自分が飼ったことがある貝は)水質が悪くなると水面近くに移動することが多いです。
普段底の方にいるのに、気づいたら皆水面近くのガラスにくっついていたりしたら水質が悪くなっている可能性が高いです。結構貝は水質チェッカーとしても優秀ですよ。
③水槽にコケが生えるようになってくる
これも言ってしまえば水質の悪化によるものです。
あくまで普段はコケが生えていない水槽にコケが生えたら要注意、ということで、普段からコケの生えている水槽ではわかりませんので悪しからず。
まとめ
水槽が安定している状況では、一度タイミングを掴んだら一定周期で行ってもよいかと思います。ただ、水槽のバランスはなかなか長期間一定に保つのは難しいので、メンテナンスが必要となる兆候の捉え方をいくつか記載しました。
どの方法にも共通して言えることですが、普段の状態というものをしっかり把握しておき、変化に気づくことが大切です。
記載したやり方は自己流の考え方なので、あくまで参考程度に考えて、皆さんの環境に合わせたチェック方法を見つけてください。
フィルターのメンテナンス方法に関してもそのうち記事を書きたいと思います。
ではでは。